渋谷駅から徒歩5分という好立地にありながら、都会の喧騒を忘れさせてくれる喫茶店「茶亭 羽當(ちゃてい はとう)」。炭火焙煎のコーヒーや手作りシフォンケーキが楽しめる名店で、いつ訪れても行列が絶えないほどの人気を誇ります。落ち着いたクラシカルな雰囲気は、一人で過ごす時間にも、友人や恋人とのひとときにもぴったり。この記事では、実際に訪問した体験談を交えながら、メニュー、混雑、アクセス方法、そして店内の雰囲気を徹底解説します。
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茶亭 羽當とは?渋谷を代表する喫茶店の魅力
「茶亭 羽當(ちゃてい はとう)」は1989年に創業した老舗喫茶店で、渋谷のカフェ文化を語るうえで欠かせない存在です。場所は渋谷駅東口から徒歩5分。スクランブル交差点や再開発エリアの喧騒から少し離れたビルの2階にあり、外からはその雰囲気が分かりにくい隠れ家的な立地です。
店内はクラシカルで重厚なインテリアに囲まれています。大きな木製の時計、中央の木をあしらったテーブル、アンティークの壺や装飾品などが配置され、喧騒の街「渋谷」にいることを忘れてしまうほどの静けさ。特にカウンターには多数のコーヒーカップが並び、世界各国の名所を描いた皿が飾られていて、まるで美術館にいるかのような気分になります。
茶亭 羽當のメニュー
茶亭 羽當のメニューは、炭火焙煎のコーヒーを中心に、紅茶や果汁ドリンク、そして名物のシフォンケーキとトーストが揃っています。
ドリンクメニュー
コーヒー
- オリジナルブレンドコーヒー 1,000円
- ブラジルサントス 1,100円
- コロンビアアスプレモ 1,100円
- キリマンジャロ 1,100円
- グァテマラ 1,100円
- アイスコーヒー 1,000円
- オ・レグラッセ 1,200円
- カフェオレ(温・冷) 1,100円
- ウインナーコーヒー(温・冷) 1,100円
- カフェ・カプチーノ 1,200円
- カフェ・ショコラ 1,200円
紅茶
- ダージリン 1,200円
- アッサム 1,200円
- アールグレイ 1,200円
- ミルクティー 1,200円
- アイスティー(アールグレイ or ニルニール) 1,000円
果汁
- マスカットベリーA 1,100円
- 甲州葡萄 1,100円
- グレープフルーツ 1,200円
※おかわりは全て300円引き。豆の挽き売り(100g 1,000円〜)も行っています。
フードメニュー
- シフォンケーキ
- シナモン・抹茶・黒糖 700円
- 紅茶・メープル 750円
- オレンジバナナ 800円
- バタートースト 800円
※フードメニューのみの注文は不可。ドリンクと合わせて楽しむのが基本スタイルです。
実際に食べたレビュー|黒糖シフォンケーキとオリジナルブレンド
訪問したのは土曜日の13時頃。運良く待ち時間ゼロで入店できましたが、退店した14時頃には外に10組ほど並んでいました。やはり行列は必至の人気ぶりです。
今回注文したのは「黒糖シフォンケーキ」と「オリジナルブレンドコーヒー」。

黒糖シフォンケーキ
シフォンケーキはボリュームたっぷりで見た目のインパクト大。しかし口に入れるとふんわり軽く、甘さ控えめの生クリームが上品に添えられています。黒糖の香りがあとからふわっと広がり、優しい余韻を残す仕上がり。大きさの割に食べやすく、甘さもくどくないので最後まで飽きずに楽しめました。


オリジナルブレンドコーヒー
香りが豊かで、苦味と酸味のバランスが絶妙。深みがありつつもすっきりと飲みやすく、ケーキとの相性は抜群です。コーヒー本来の旨みをじっくり味わいたい人におすすめ。

店内の雰囲気とルール
茶亭 羽當は、基本的に店内撮影禁止。静かな空間を守るための配慮で、スマホを構えて写真を撮るような雰囲気はありません。ただし、食べ物についてはスタッフに確認すれば撮影を許可してもらえる場合もあります。
実際に訪れた際も、黒糖シフォンケーキは写真撮影の許可をいただきました。そのため、本記事でも掲載しています。
カウンター席ではバリスタが丁寧にコーヒーを淹れる様子を間近で見られるのも魅力。シフォンケーキを切り分ける所作も美しく、喫茶店の時間そのものを楽しめます。
混雑状況と待ち時間
土曜13時に訪問した際は待ち時間ゼロで奇跡的に入れました。しかし、14時に退店する頃には外まで行列が伸びており、約10組が並んでいました。過去に3回訪れた経験でも、毎回必ず行列ができていたので「基本的に並ぶ」と思っていた方がよいでしょう。
- 平日午前中〜昼過ぎ:比較的入りやすい
- 土日祝のランチタイム:30分以上待つ可能性大
- 夕方〜夜:落ち着いて入れることもあるが、油断は禁物
混雑を避けたいなら、平日の昼下がりや夜の時間帯が狙い目です。
滞在時間の目安|1時間前後でゆったり過ごせる
注文から料理の提供まではスムーズで、食事とドリンクを楽しむと1時間前後の滞在になる方が多い印象です。筆者の場合も、13時に入店し、店内でゆっくり過ごしたのち14時ごろに退店しました。居心地が良いため、ランチだけでなく午後のカフェ利用として長めに滞在する人も見られます。時間に余裕を持って訪れると、落ち着いて楽しめるでしょう。
アクセス情報
- 住所:東京都渋谷区渋谷1-15-19 二葉ビル 2F
- アクセス:渋谷駅東口から徒歩5分(300m)
- 最寄り出口:宮益坂方面の出口が便利
- 営業時間:11:00〜23:00(L .O .22:00)
駅から近いので、買い物や仕事帰りにも立ち寄りやすい立地です。
どんな人におすすめ?
- 渋谷で落ち着けるカフェを探している人
- 昼はもちろん夜もゆっくり過ごしたい人
- コーヒーや紅茶にこだわりたい人
- 打ち合わせや一人時間を静かに過ごしたい人
- 行列覚悟でも特別な時間を味わいたい人
SNS映えよりも「味と雰囲気」を大切にしたい人にこそおすすめしたいお店です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 茶亭 羽當の「羽當」ってどう読むの?
A. 正しい読み方は「はとう」です。渋谷に通うコーヒー好きの間ではよく知られていますが、初めて訪れる人は「はとう?」と戸惑うことも多いようです。
Q2. 茶亭 羽當は予約できる?
A. 基本的に予約は受け付けていません。並んだ順番で案内されるシステムのため、確実に入店したい場合は混雑の少ない平日の昼下がりや夜の時間帯を狙うと良いでしょう。
Q3. 混雑を避けるコツは?
A. 土日祝のランチタイムは特に混雑します。30分以上の待ち時間を覚悟する必要があります。おすすめは平日の13時以降や夜の時間帯。この時間帯は比較的スムーズに入れる可能性があります。
Q4. 店内で写真は撮れる?
A. 茶亭 羽當は基本的に店内撮影禁止です。ただし、注文したフードやドリンクについては、スタッフに確認すれば撮影できる場合もあります。静かな雰囲気を大切にしているため、マナーを守って楽しみましょう。
Q5. おすすめメニューは?
A. 初めて訪れる方には「オリジナルブレンドコーヒー」と「シフォンケーキ」の組み合わせをおすすめします。特に黒糖シフォンはふんわり軽やかでコーヒーとの相性が抜群です。売り切れになることも多いので、早めの時間帯に行くと安心です。
Q6. 一人でも入りやすい?
A. もちろんです。カウンター席では目の前でコーヒーを淹れる所作を楽しめるため、一人で訪れる常連さんも多いです。落ち着いた雰囲気の中で自分だけの時間を過ごしたい人にもぴったりです。
Q7. 打ち合わせや作業はできる?
A. 店内は静かで落ち着いているため、ノートや資料を広げて軽い打ち合わせをしている人も見かけます。ただしWi-Fiや電源は用意されていないので、本格的な作業よりも「軽い打ち合わせ」や「静かな読書」の場として利用するのがおすすめです。
Q8. 夜も営業しているの?
A. はい、夜まで営業しています。渋谷で夜にゆっくりできる喫茶店は意外と少ないので、買い物帰りや映画の後に立ち寄るのにも最適です。
まとめ
茶亭 羽當は、渋谷駅から徒歩3分でアクセス抜群ながら、別世界のような落ち着いた空間を提供してくれる老舗喫茶店。炭火焙煎コーヒーと名物シフォンケーキは、一度味わえば忘れられない特別な組み合わせです。
土日には行列必至ですが、待つ価値のある一軒。渋谷で静かに過ごしたい時、大切な人と落ち着いた時間を過ごしたい時に、ぜひ訪れてみてください。